11月9日土曜日、おうちスタイル・レッスン21期3回目が開催されました。アシスタントの渡辺より報告させていただきます。

まずは恒例の振り返り。

レッスン開始から2ヶ月経って何か変化はありましたか?

19期でおうちが劇的に変化を遂げたYさん、さらなるすっきりを目指してリピート受講してくださっています。今期では、消耗品やお化粧品をストックしすぎていることが気になり、確認してみるとアイテムによっては1年分くらい在庫があったとか。「必ず使うものは安い時に買いたい」「なくなったら困るものはストックしておきたい。」と思って買ってしまっていたけれど、スペースの無駄だった。過剰ストックから卒業する!と宣言されていました。

だぃこ先生からは、お化粧品の消費期限についてお話がありました。お化粧品は開封しなければいつまでも鮮度を保つわけでなく、未開封で3年、開封後はどんどん油分の酸化が進むので、なるべく早く使い切ってから次を買った方がよりお肌にいいものでお手入れできるのだそうです。開封した日付を書いて、消費のペースを確認すると、手元のストックで何ヶ月もつかわかります。

もうひと方、新規生のAさんは、前回学んだ「キレイを保つ魔法」を習慣化したいと、前回レッスンからの2週間、続けてみてくださっているそうです。家事の流れの中で片付けや掃除を「やれていない」という罪悪感がなくなり、気持ちに余裕が生まれたので維持していきたい。と素敵なご報告をいただきました。

その一方で、楽しそうに片付けをするAさんにご主人様が寂しがっておられるそう。実はこれは一緒に片付けに取り組むチャンスなのでは?とだぃこさんは分析されていました。「ここをこうしようと思うんだけど、どうかな?」とご主人様に相談したり、家の中のレイアウトを家族会議で見直したりしてみては?というアドバイスに私もワクワクしました!家族が協力者になってくれたらこんな心強いことはありません。それぞれの希望を出し合って、みんなで描く理想のおうちに近づくきっかけになることを祈っています!

言い方が大事

まずは自分がお片づけを学んで取り組み始めている時、お片づけに対する家族との温度差に悩むことがよくあります。今はママたちもお仕事をされている場合が多く、家を回すには家族の協力が不可欠です。
ただ、どんなに家族に分散しても統括しているのはやはりお母さんという場合が多いのではないでしょうか。どんな風に家族に家事をお願いしていますか?

だぃこ先生からお片づけを学んで5年、私自身の考えは「家事は家族みんなでするもの」となっていますが、それでも家族にその負担を割り振る時は気持ちよく引き受けてもらえるように気を使います。

そして手伝ってもらうにあたり、ものの定位置がわかりやすい、必要なものに最短動線で手が届くなどの環境整備をするのは、私の仕事だと思っています。だぃこさんは、そうした工夫は家事のシェアだけでなく、会社でチームとして一緒に仕事をする際にも大切だとお話しされていました。まさに家庭は小さな社会。しんどい時に「お願い」と頼ることが出来るのも、逆にしんどくても「この人たちのために」ともうひと頑張りできるのも家族。環境整備も、お願いも、もうひと頑張りも、社会できっと役立ちます。

おうち時間を整える

今日はその家事をどんな風に回しているのか、毎日の家事の時間を計って書き出すというのが宿題でした。

家事にかかる時間は様々ですが、「毎日すごく忙しいのに、書き出してみたら思ったより家事をしている時間は少なかった」という方が毎回いらっしゃいます。もしかすると「家族が脱ぎ捨てた服を拾って洗濯カゴに入れる」とか「子供を起こす」と言った名前のつかない家事がカウントされていないのかもしれません。家族で暮らしていると、実際には色んな名もなきオプションがついた家事が終日発生します。

レッスンでは、これができていれば家が回るという項目を一通り書き出し、朝と夜に分けて、無駄なくできる順番に並べ替えてリスト化し、これを紙に書いたり、スマホのリマインダーで可視化して、一つずつこなしていくタスク管理が紹介されました。

限られた時間の中で、「これだけができていればOK」のラインをこなしていくために、「今日1日」だけじゃなく「一週間単位」でやる項目を調整したり、便利な家電に頼ったり、家族に協力をお願いすることを増やしたり、工夫できることはたくさんあります。

帰宅時間がバラバラな家族に、夕飯を温め直して出してあげたい。でも、片付けはセルフでお願いしたいから、ワンプレートにして、食後はさっとすすいで食洗機に入れてもらうようにする。家族を大事にしたい気持ちは伝えつつ、自分の負担を軽くしていけるといいな〜と思います。

付箋で叶えるラクラク時間管理術

レッスン後半では、時間を味方につけられるようになるためのワークをしました。
自分が習慣にしたいこと、やりたいことを付箋にたくさん書き出します。これも練習でたくさん書けるようになるそうです。自分が何をしたいのか、何が好きなのか、書き出すことで気づきがあります。

次に、その付箋を〇〇度と〇〇度によって4つに分けて貼りました。

  • パンを焼きたい
  • 旅行に行きたい
  • 運動したい
  • 習い事をしたい
  • 持ち物の棚卸をしたい

4つに分けると、「本当はやりたいのに、なかなか時間を作れないこと」が明らかになります。そんな望みを付箋で自分の手帳に落とし込み、自分に楽しみの「予約」をしました。

時々でいいから手帳を広げて一人作戦タイムを設け、自分の好きなこと、やりたいことを確認するといいですよ。とだぃこ先生は教えてくれました。

一つ一つの望みと向き合うことで「どれを選択するのが自分にとってハッピーか」を知ることができ、本当に大切なことに時間を使えるようになるのだそうです

実際に今までのレッスン生さんたちも、このワークで書き出した「やりたいこと」をたくさん叶えておられます。
実現可能なことは何か。必要な準備は何か。実現不可能でも、ハードルを下げたら今より満足できることはないか。そう考えるとできることはたくさんあります。

*〇〇度で分けて優先順位を決める
*一緒にできることはまとめる
*家族と情報を共有する
*自分が好きなことを大事にする
*もっと良くなるように更新する

気持ちの整理は、ものの整理とよく似ています。

この日の午前中の「おうちスタイル・ラボ」ではお掃除スペシャリストの梅田朋恵さんが登壇され、お掃除のお話を聞きました。その中で梅田さん自身がお掃除に取り組んだ結果感じた変化に「自分の気持ちや本音がわかるようになった」というのがありました。

お片づけも同じように自分の本音や本質に気づくきっかけになると思います。私もその一人。自分の気持ちがわかると、余計な悩みが減って楽になります。お互い正直に向き合えるようになって家族との関係も良好です!

お片づけの先に、気持ちが整理できてスッキリしたご自身と、笑顔の家族を思い描いて、今月もお片づけに取り組んでいきましょう!